パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善

パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善|薬の服用なし、再発なし

パニック障害、自律神経失調症、うつ病を「薬を服用することなく」、しかも「再発することもなく」改善する方法があります

パニック障害の薬物療法|治療薬の理解


パニック障害を正しく知る


パニック障害に有効な治療法には、薬物療法および認知行動療法があります。

ここでは、パニック障害治療薬についての概観、薬物療法の開始と服用期間、そして女性にとって気にすべき妊娠と授乳について取り上げます。

はじめに、パニック障害治療薬として、その備えるべき条件とは何でしょうか?

パニック障害の主要な症状は、(1)パニック発作 (2)予期不安 (3)広場恐怖 (4)うつ状態 という4段階で考えられます。

そこでパニック障害の治療薬の備えるべき条件として、以下のことが求められます。
①パニック発作の完全なコントロールと予期不安とかの随伴症状の解消。
②家庭生活、仕事や社会生活における機能障害からの回復(生活の質を取り戻す)
③回復後の再発防止効果があること。
④服用しやすいこと。
⑤うつ病などの併発症状にも有効であること。

薬物療法の現在

現在、薬物としての有効性が報告されているものには、

☆(1)選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
☆(2)三環系抗うつ薬
☆(3)ベンゾジアゼピン系抗不安薬

(4)モノアミン酸化酵素(MAO)阻害薬

などがあります。

その中で、上記の☆印の3つは、抗パニック効果 ─ パニック発作のコントロールと随伴症状の解消 ─ がプラセボ対照試験*(薬の臨床試験のこと)で証明されています。

(参照:治験ナビ-治験・医学用語集<プラセボ対照試験>

現在、パニック障害治療の第一選択薬としてSSRIが用いられています。
SSRIは、三環系抗うつ薬と同等の効果があり、しかも副作用が少なく安全性が高いとされます。

パニック障害治療薬の概要

(1)選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
  (Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)

日本でパニック障害に承認されているSSRIには、薬剤名(商品名)として以下の3つがあります。
①パロキセチン(パキシル)②セルトラリン(ジェイゾロフト)③フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)

SSRIの特徴
・作用の継続時間が長いので、1日1回の服用で良い
・過料服用をしても比較的安全
・依存性はない

副作用を含む問題点
・吐き気などの胃腸症状と頭痛が比較的多い
・効果の現れが遅い(3~6週間が必要)
・服用を開始早々にイライラ感がつのる(賦活症候群:服用中断の理由になることが多い*)
・三環系抗うつ薬やリチウムなどとの併用によるセロトニン症候群*出現の危険性がある

*セロニトン症候群…
 服薬開始後数時間以内に症状が現れることが多い。 
 精神症状…不安、混乱、イライラ、興奮、動き回るなど
 錐体外路症状(スイタイガイロショウジョウ)…運動症状(手足が勝手に動く、震える、体が固くなるなど)
 自律神経症状(汗をかく、発熱、下痢、脈が速くなるなど)

セロトニン症候群が疑われたら ──
・速やかに医師か薬剤師に連絡して指示に従ってください。
 (もし連絡がつかない場合は、お薬手帳やお手持ちの薬を持参して救急医療機関を受診します)
・意識がもうろうとしてきた時は救急車を呼んでください。

※セロトニン症候群の場合、通常えは服薬を中止し、安静にすればすみやかに軽快します。
ただし、もしそうで無かった場合は、薬を急にやめることがかえって危険なこともありますので、必ず専門家に相談することが何より重要です。(下記)

服薬を突然中止すると中断症候群(嘔吐、イライラ、頭痛、急な発熱などのインフルエンザに似た症状、失禁、発汗、知覚異常など)が出現することがあります。

中断症候群を防止するには、薬の量を少しずつ、慎重に減らしていく必要があります。


(2)三環系抗うつ薬
①イミプラミン(トフラニール、イミドール)…パニック障害の標準的な治療薬の一つとして認められています。

広場恐怖や回避行動などの随伴症状を含めて効果を得るためには、1日に150~225㎎が摂取適量とされますが、パニック発作に対してはこれよりも少なくて済み、100㎎以下で多くの効果が認められています。

②クロミプラミン(アナフラニール)…イミプラミンと同等あるいはそれ以上の効果が示されています。

三環系うつ薬の特徴と問題点
・生理的依存性がなく、乱用も少ない。
・作用の持続時間が長いので、1日1回の服用で効果が保たれる。

(問題点)
・治療効果の発現が遅い(最低8週間の治療期間を要する)
・副作用も多く、特にイライラ症候群*が問題となる。(服用中断の理由)
・心毒性(不正脈、狭心症など心臓に悪影響を及ぼす毒性)がある
・過量服用で致命的となりうることも
・長期服用による体重の増加、血圧の上昇
 
*イライラ症候群…薬の服用を始めた最初の週に起こる
  運動不穏(暴れる・騒ぐ)、神経過敏と不安、身震い、心拍があがる、ソワソワ感を特徴とする。
 
(3)ベンゾジアゼピン系抗不安薬
①アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン)…比較的少量でパニック発作の抑制に有効とされる。

・作用の持続期間が短いので、次に服用するまでの間に、
  不安感の増強、パニック発作(服薬間欠期発作)が生じることがある。
・服薬間欠期発作を防ぐために、1日4回に分けて服薬することが勧められます。

②クロナゼパム(ランドセン、リボトリール)
・効果の持続時間が長いので、服薬間欠期発作は生じない。(1日1~2回の服用でよい)

(問題点)
・服薬初期に鎮静・筋弛緩効果が強く現れる(初回の摂取量は少なめに)
・少数ではあるが、うつ症状の出現が報告されている

その他のベンゾジアゼピン系抗不安薬
③ジアゼパム(セルシン、ホリゾン、ジアパックス、セエルカム、セレナミン、Valium)
④ロラゼパム(ワイパックス、ユーパン、Ativan)
⑤ブロマゼパム(セニラン、レキソタン)

ベンゾジアゼピン系抗不安薬の特徴と問題点
・パニック発作に対する有効性が高い。
・効果が現れるのが早い。
・増量することなく同じ量で効果が持続(7~8ヶ月)
・安全性に優れ、副作用も少ない。

(問題点)
・アルコールやその他の薬物と相互作用(薬と薬の飲み合わせのこと)がある
・薬物本来の作用以外の効果を求めて乱用*されることがある。
・軽度の依存性がある。
・急激に服用を中止すると、離脱症状*が生じる。
  
薬物乱用とは、本来の医療目的から逸脱して、遊び、快感、刺激を求めて使用することであり、さらに強い刺激を求めて静脈注射にて使用したり、適切な量を超えて大量に使用する行為をいいます。
※法律で保持・使用を禁止されている薬(ヘロイン、覚せい剤、コカイン、シンナー等有機溶剤、大麻など)を不正に使用することも乱用といいます。

離脱症状とは──、
薬の種類にもよりますが、ある薬を続けて使用することで、体がその薬に慣れてきて効かなくなってきます。そのため効果を得るのにさらに多くの量を使用するようになります。この状態を耐性というのですが、体が薬物なしではいられない状態です。
薬の使用が何らかの理由により中断されると、薬物の体内からの消失に伴い体のバランスが崩れてからだの異常が出現します。これを離脱症状といいます。

(副作用)
 眠気、ふらつき、疲労感、しゃべりにくさ、うつ病に似た症状の出現。

アルプラゾラムおよびクロナゼパムについての留意点
・とても重い副作用のうつ病が出てこないように注意を怠ってはならない
・依存症を防ぐために服薬期間は4週間以内にとどめる。
・服用を突然中止しないこと。






 

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