パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善

パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善|薬の服用なし、再発なし

パニック障害、自律神経失調症、うつ病を「薬を服用することなく」、しかも「再発することもなく」改善する方法があります

パニック障害の薬物療法の開始と服用期間


パニック障害を正しく知る


現在、薬物としての有効性が報告されているものには、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)、三環系抗うつ薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬があります。

最初の治療薬として、上の3種の中からどの薬を用いるかは、効果及び副作用、効果が出てくる速さ、患者の個人的な好み、さらに臨床場面でのその他の要素を考慮して決定されます。

米国精神医学会の治療ガイドラインでは、多くの患者にとって効果と副作用のバランスが最良なのはSSRIであると結論しています。(下記表)


(表)パニック障害治療ガイドラインの比較

米国精神医学会 厚労省研究班(日本)
薬物療法  

 SSRI、TCA、BZD、MAOIの4種の効果はほぼ同等。副作用や患者の好み等を考慮して選択する。多くの場合SSRIが効果と副作用のバランスの点で最良、MAOIは他で効果がない場合に使用。
抗うつ薬は4~6週間で効果発現、6~8週間で改善がなければ他の治療薬か併用療法を考慮する。
初期にBZDを併用する場合は2~3週間をめどにする。 

 
 

 抗うつ薬とBZDとの併用で治療開始。抗うつ薬の効果がでたら、BZDを徐々に減量・中止へ、ただし併用は可。
抗うつ薬はSSRIを第1選択、BZDは高力価(強いくすりを意味する)のものを使用。
1つの抗うつ薬の効果判定には4週間必要。スルピリドも選択肢の1つ。 

 
(「パニック障害ハンドブック」p21 医学書院、2010より)

SSRI:選択的セロトニン再取り込み阻害薬
TCA:三環系抗うつ薬
MAOI:モナアミン酸化酵素阻害薬
BZD:ベンゾジアゼピン


ただし、SSRIは即効性の点では、ベンゾジアゼピン系抗不安薬に劣ります。

そこで、米国精神医学会の治療ガイドラインでは、

「患者は反復するパニック発作に悩まされ、一刻も早くそれから解放されたいと願っている。三環系抗うつ薬やSSRIは効果発現までに早くて2週間を要する。患者が学校をやめたり、職を失ったり、入院したりする寸前の場合など、症状を急速にコントロールすることが必要な状況では、ベンゾジアゼピン系抗不安薬を優先的に使用してよい」

と示しています。


パニック障害の実際的な治療での勧め

①SSRIとベンゾジアゼピンを併用して治療を開始
 
②ベンゾジアゼピンの身体症状への効果と即効性により速やかにパニック発作をコントロールする。

③ベンゾジアゼピンの効果が認められたら、徐々に減らしていく。

④通常治療として、SSRI単独で治療を続ける。


薬物療法(薬の服用)で有用とされる期間

(表)パニック障害治療ガイドラインの比較

米国精神医学会 厚労省研究班(日本)
投与期間  

 効果発現後少なくとも1年間(12~18ヶ月間)維持。SSRIは数週間かけて、BZDは2~4ヶ月間かけて、週に10%以下のペースで漸減中止する 

 
 

 効果発現後6ヶ月~1年間維持し、さらに6ヶ月~1年間かけて減量中止する。BZDを長期に用いる場合は半減期(※)の長いものを用い、中止する場合は週に10%の割合で減量。 

 
(同上)

(※)半減期とは、内服した薬の血中濃度が半分になるまでの時間のことで、薬の作用時間のひとつの目安です。


パニック障害は慢性の病気であり、長期の治療が必要です。

薬物療法の有用な治療期間として、8ヶ月間を要する──

イミプラミン(三環系抗うつ薬)、アルプラゾラム(ベンゾジアゼピン系抗不安薬)、プラセボについて、急性期の治療としての8週間後に、6ヶ月間の長期維持療法(症状が消え、その状態を維持する期間)に入り、その後主治医の判断による通常の治療を受けて15ヶ月間フォローアップした研究で、8ヶ月間の治療を受けた人はパニック発作がなくなる率が高いという結果が示されています。






 

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