パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善

パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善|薬の服用なし、再発なし

パニック障害、自律神経失調症、うつ病を「薬を服用することなく」、しかも「再発することもなく」改善する方法があります

パニック障害の薬物療法のリスク|妊娠と授乳


パニック障害を正しく知る


妊娠中の薬物使用と3つのリスク
kiji-6-1 (1)催奇形性(サイキケイセイ)
(2)新生児への直接の有害作用と離脱症状
(3)成長面での後遺症


(1)催奇形性

催奇形性とは、催奇形作用ともいい、妊娠中に薬剤を使用すると胎児に奇形を発生させる可能性があるということです。
薬の服用で特に注意が必要とされるのは、妊娠第1三半期(妊娠4週~12週ぐらい)までです。

この時期は、中枢神経、心臓、消化器、四肢など重要臓器が急速に出来上がる時期にあたり、薬剤の服用は慎重であったほうがよいです。
(妊娠4週未満に飲んだ薬の胎児への影響は心配いりません。さらにこの時期を過ぎれば、服薬による奇形発生の心配はなくなります)

日本でパニック障害に承認されているSSRI(下記の3種) ── 薬剤名(商品名)── については、推奨された用量の範囲で用いられた場合は、催奇形性の危険は増加しないとされています。
①パロキセチン(パキシル)
②セルトラリン(ジェイゾロフト)
③フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)


催奇形性に関する報告

薬剤名 報告されている影響
 

 fluoxetine(フルオキセチン)
 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)のひとつ
 日本では認可されていません。 

 
 

 軽い身体異常が生じやすい(1996年) 

 
 

 パロキセチン 

 
 

 2005年以降
 妊娠第1三半期に服用

 新生児の心血管系異常(特に心室または心房中隔欠損)の発生率が2%に増大 

 
 

 三環系抗うつ薬 

 
 

 妊娠第1三半期

 先天性奇形の増加と関連する報告はなし 

 
 

 ベンゾジアゼピン 

 
 

 妊娠第1三半期
 口蓋裂のリスクが増大する可能性がある(推定0.7%)

 ※妊娠第1三半期のベンゾジアゼピンの使用は避けるべきである。 

 
(「パニック障害ハンドブック」 医学書院、2010より)



(2)新生児への直接の有害作用と離脱症状

薬剤名 報告されている影響
 

 妊娠第1三半期にバロキセチンにさらされた新生児 

 
 

 出産時、けいれん、くも膜下出血、筋緊張亢進、眼球運動障害の存在が見られる 

 
 

 fluoxetine(フルオキセチン) 

 
 

 新生児の未熟児出生率
 特別要注意での入院率
 平均以下の低体重の割合

 が対照群(プラセボあるいは他のSSRI)より多い。 

 
 

 第3三半期のSSRI服用群と未服薬群 

 
 

 振戦(ふるえ)

 睡眠障害(REM睡眠の増加)

 運動活動性の亢進(落ち着きがなく動き回る) 

 
 

 ベンゾジアゼピン 

 
 

 出産間近な時や分娩時ベンゾジアゼピンにさらされた新生児
 体温調節の不良、無呼吸、APGARスコアーの低下、筋緊張低下、哺乳困難、離脱症状としての呼吸促迫、易興奮性、不眠、発汗 

 
 

 三環系抗うつ薬と新生児 

 
 

 イライラ、発作などの離脱症状、抗コリン性作用として便秘、尿閉 

 



(3)成長面での後遺症

薬剤名 報告されている影響
 

 三環系抗うつ薬 

 
 

 fluoxetine(フルオキセチン) 

 
 

 就学前のIQ、言語及び行動の発達への影響はない。
 ※成長面への長期の影響についてのデータは今のところまだ十分とはいえません、、、。 

 




(4)授乳

薬剤名 報告されている影響
 

 セルトラリン 

 
 

 セルトラリン服用中のすべての母親の母乳中にセルトラリンとその代謝物が見出され、一部の乳児血清中にも検出される。
 

 
 

 パロキセチン 

 
 

 服用中の全ての母親の母乳中に見出されるも、濃度のばらつきが大きい。

 乳児からの検出はなし。
 

 
 

 フルボキサミン 

 
 

 2例のみだが、検出なし。 

 
 

 ベンゾジアゼピン系抗不安薬 

 
 

 ジアゼパム 

 
 

 乳児に無気力、鎮静、体重減少 

 
 

 ベンゾジアゼピン系抗不安薬 

 
 

 アルプラゾラム 

 
 

 新生児退薬症候(離脱症候)群、軽度傾眠(意識障害)

 ※使用の必要がある場合は、半減期の短いものを、低用量で、短期間だけ用いること。 

 


乳児の代謝機能は未発達であり、蓄積の可能性もあります。授乳をなるべく控えて、人工栄養を考えるべきとの意見もあります。


妊娠中と授乳について(まとめ)

薬物療法を行うか、否か、あるいは授乳を続けるか、否かについては患者の意見決定を尊重する。意志決定に際し、新薬に関する知見が限定されていることを含め、服薬・授乳のリスクとベネフィットについての正確で十分な情報をわかりやすく説明し、服薬することのリスクと服薬しないことのリスクを熟考してもらう必要がある。
この分野での研究は目覚しく進展している。(一部省略)最新の情報を得るように努めることが求められる。

(引用:「パニック障害ハンドブック・治療ガイドラインと診療の実際」医学書院 より)

※これは、医師に向けての記述なのですが、患者の立場においても、正確で最新かつ十分な情報を求めることがとても重要であると言えます。






 

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