パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善

パニック障害、自律神経失調症、うつ病の改善|薬の服用なし、再発なし

パニック障害、自律神経失調症、うつ病を「薬を服用することなく」、しかも「再発することもなく」改善する方法があります

パニック障害の病因と治療|原因と治療を理解する


パニック障害を正しく知る

パニック発作は、突然に現れ、しかもコントロールできない発作です。
それは当人を死への恐怖へ突き落とします。

これがために日常生活に及ぼす影響は極めて甚大であり、さまざまな不都合や障害がでてきます。
そうであるにもかかわらず、「身体の病気はでない」ということから、家族や周囲の人は「どこも悪くないのだから、気にしすぎだよ」とか「だいじょうぶ!」とかいった誤った励ましを投げかけます。

これらの言動は、まったく当人を理解しておらず、ますます追い込むことになります。(パニック障害は決して、性格や気のせいなどではありません)

疑いのない、快活で前向きな日常を取り戻すために、パニック障害という”病気”を正しく理解してもらい、治療に対して協力する(してもらう)ことが大切です。

パニック障害の原因と留意点

パニック障害には脳の病気(機能性疾患)としての側面と、心の病としての側面があります。
脳の中の恐怖のネットワーク
kiji-2-脳

現在、パニック障害の原因はまだはっきりとはしていませんが、最近の生物学的な研究(脳科学)の進展により、脳内の不安に関する神経系の機能異常に関連していることがわかっています。
つまり、「脳の病気(機能性疾患)」という側面をもっているということです。

パニック障害の症状の特徴であるパニック発作は「扁桃体の異常興奮」、予期不安は「大脳辺縁系」、広場恐怖による逃避行動は「前頭葉」に関連していることが示されています。

大脳辺縁系:記憶や恐怖・不安といった機能の中枢であり、情動(情緒)あるいは本能的行動を統合する場所。

扁桃体:大脳辺縁系に属し、不安・恐怖といった情動的機能に深く結びついている。

扁桃体の異常興奮により、自律神経を統御する脳幹部が何らかの活動異常を起こし、パニック発作が出現。
本来、扁桃体の異常活動を抑えるべき立場の前頭葉の機能が障害されることで、「いま、体の中で命にかかわる大変なことが発生。直ちにそのような状況を避けなさい!」というような指令がでてしまう。
「心の病気」としての側面
不安と思考の悪循環により発作が習慣化
予期不安がもたらす日常的な不安と緊張の高まり
回避行動としての広場恐怖の進展と日常の不安・緊張のさらなる高まり
外因的要素
心理的ストレスや身体的ストレス(過労)が発症に先立つことが多い

体質的な異常
炭酸ガスや乳酸、カフェイン、アルコールなどによるパニック発作の出現

「パニック障害は性格や気のせいではなく、大方として、不安・恐怖に関係する脳の機能障害」ですが、症状のほとんどが身体症状になります。

病院を受診した患者の訴える症状は、神経学的症状(めまい、ふらつき、しびれ)が45%、心循環器系の症状(動悸や胸痛)が40%、消化器系の症状(吐き気、便秘、下痢など)が35%、呼吸器系症状(窒息感、息苦しさなど)が15%となっており、精神症状としての不安を訴える人は10%程度になります。

※ここでの病院は、身体症状ということで精神科専門機関ではありません。要は、実際はパニック障害であったとしても、その発現する症状から、多くの人がまずもって救急外来等の精神科以外の機関を受診するということです。

これは、言い方を換えますと、精神科専門機関への受診が遅れるということでもあります。
パニック障害でも早期診断と早期治療を
早期診断、早期治療は、どんな病気であれ望ましいことです。
パニック障害についても、同じです。
慢性化するに従って、恐怖症などの不安障害やうつ病などの併発が増え、治療が難しくなり、悪化する可能性が高まります。

一般身体疾患の直接的生理反応による発作症状かどうかの確認

突発的パニック発作や慢性化しての穏やかで持続的な症状(残遺症状)での身体的症状が認められるのは自律神経系が関与していることは間違いありません。

「パニック障害は身体疾患ではありません」が、上記の循環器・呼吸器・消化器などの多彩な身体症状を伴うため、最初に様々な身体疾患を除外する必要があります。

実は、パニック障害では症状が治まってきた後も自律神経の機能異常が認められることがあります。また不整脈疾患、甲状腺機能亢進症、過敏性腸症候群などと合併することもあります。
これは、パニック発作自体は命にかかわることではありませんが、不整脈等の合併により命の危険のリスクが高まるということを意味します。

このような点から、パニック障害に対しては、頭(脳)と心に加えて「身体面」からの心療も不可欠です。

【参考】
(表)パニック発作の症状と主な身体疾患の対比
症状身体疾患
動悸、心悸亢進 

 不整脈、甲状腺中毒症、自律神経調節障害、貧血、低血糖、褐色細胞腫など 

 
息切れ感、息苦しさ、窒息感 

 うっ血性心不全、各種心臓弁膜症、気管支喘息、肺血栓塞栓症、肺炎、慢性閉塞性肺疾患の増悪など 

 
胸痛、胸部不快感 

 狭心症、心筋梗塞、肺血栓塞栓症、気胸、胸膜炎、肺炎、肋骨軟骨炎、筋肉痛など 

 
めまい感、ふらつき感 

 脳血管障害、脳腫瘍、Adams-Stokes症候群、心不全、起立性低血 圧、POTS、迷走神経反射、突発性難聴、メニエール病、前庭神経炎、良性発作性頭囲目眩症、小脳橋角部腫瘍など 

 
発汗 

 甲状腺中毒症、褐色細胞腫、更年期障害、低血糖など 

 
吐き気、腹部不快感 

 胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、脳腫瘍、妊娠など 

 
現実感喪失 

 側頭葉てんかんなど 

 
(「パニック障害ハンドブック」p32 医学書院、2010より)






 

パニック障害の原因と治療の理解

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